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僕のガジェット思考

宮崎駿監督iPadについて「ぼくには、鉛筆と紙があればいい」と語る
宮崎駿 「iPadをいじってる姿は、自慰行為のようで嫌悪感ある」

その通り,ガジェットに踊らされている人たちはガジェッターではない,ただの一時的な流行り好き.ガジェットが生活を変えるのではなく,生活を変えた人が必要に応じてガジェットを使う.ガジェットはツールであって,ファッションではない.

学生時代に,英語教師が「電子辞書ではなくて紙の辞書を」と連呼していた.今となって,その意味が分かったかもしれない.ナイフの使い方を知らずにナイフを振り回すようなもの(これ,すげーよく切れるー!,・・・,痛っ,血が血がぁ)で,便利すぎると人を駄目にする.実際,以前Matlabというプログラミング言語を使っていたとき,便利すぎて他の言語が書けなくなった(Matlabは,他の言語と違って数値計算のアルゴリズムが数多く用意されている).また,それだけでセカイが完結していた.iナントカで能力が伸びる人がいても,多くのiナントカに甘えて堕落する(考えない)人の方が圧倒的に多いだろう.だから,僕が作るアプリの基本的なコンセプトは「誰でも使えるけど,誰でも使えない」.入力が一つでもユーザー次第でいろんなモノができるような自由度のあるアプリを作ってるし,作りたい.「ボタン一つで写真にエフェクトが~」というのは,ユーザーが使っているのではなくて,ユーザーがアプリに操作されているもんです.

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